中日・藤嶋 守護神へ“殴り込み”の新フォーム 「ボクシングのパンチと同じ感じ」

[ 2021年1月19日 05:30 ]

稲葉トレーナーが見守る中、ブルペン入りした藤嶋(右)
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 中日・藤嶋が「パンチ投法」で鉄壁救援陣入りを期した。18日に自主トレ拠点の沖縄・読谷でブルペン入りして62球の投球練習。「ボクシングのパンチと同じ感じです。腕を回して投げるのでなく、引いて押すイメージ」とコンパクトな腕の振りから力感ある球を投げ込んだ。

 ブルペンの一角として期待された昨季は26試合で防御率3・91と安定感を欠いた。大ぶりになっていた投球フォームを反省。「無駄な動きをせずに(踏み出す)左足の地面に力をもらう」ことに意識を置いた。1年目から個人トレーナーとして助力を得る稲葉弘泰氏(43)にも「今年は150キロが見えてきた」と最速147キロからの上積みに太鼓判を押された。

 祖父江、福が最優秀中継ぎのタイトルを獲得するなど昨季は救援陣の奮闘で3位に浮上。「自分も負けないように泥臭く」と悔しさをにじませる。「一番大事なのはチームの力になること」とした上で「チャンスがあれば狙うべき」と守護神の座も諦めていない。(徳原 麗奈)

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2021年1月19日のニュース