ソフトB・高谷「どの状況でも出られるように」チーム支える縁の下の力持ち

[ 2019年6月6日 14:29 ]

二塁に送球するソフトバンク・高谷
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 13年目のベテランらしい働きだった。6月4日、交流戦の開幕戦の中日戦で、途中出場したソフトバンク・高谷が、チームの勝利に貢献した。

 5―4の7回からマスクを被り、武田、モイネロ、森の3投手を好リード。9回までの3イニングを全て3者凡退に斬り、試合を締めた。「どの状況でも出られるように準備をするだけですから」と、試合後もウエートトレーニングをこなしてから引き上げた。

 今季は開幕から全試合で、甲斐がスタメンマスクを被っている。高谷は出番は少ないが、ベンチでは相手打者の分析を欠かさない。「狙い球が変わったなとか、タイミングはどうかなとか、そういうところを見ていますね」。ベンチにいても、試合に入り込んでいる。

 「年を取ると練習をする前に、体を動かしておかないとダメですから」と、遠征先では午前中からジムなどでトレーニングをこなし、コンディションを整えている。沖縄で行われた5月21日の西武戦前には、真夏のような日差しを浴びながら、昼前から宿舎近くをランニングする姿があった。

 2年ぶりのリーグ優勝、3年連続の日本一を目指すチームに、縁の下の力持ちは欠かせない。(記者コラム・川島 毅洋)

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2019年6月6日のニュース