西武・郭俊麟 今季初登板初勝利に「幸せです」 日本語上達「2軍でいっぱい話したら覚えた」

[ 2019年6月6日 21:45 ]

交流戦   西武9―2広島 ( 2019年6月6日    メットライフD )

<西・広>ヒーローインタビューを終え「どすこい」ポーズを決める(左から)ライナ、山川、郭俊麟、レオ(撮影・久冨木 修)
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 西武の郭俊麟(クォ・ジュンリン)投手(27)が広島との交流戦(メットライフD)で今季初登板。6回を3安打2失点に抑え、昨年9月15日のソフトバンク戦以来となる今季初勝利をマークした。

 初回に自らの暴投で先制を許し、犠飛もあっていきなり2失点。だが、打線が6回までに5発を含む14安打9得点で強力援護。5回、2死走者なしから連打と四球で満塁のピンチを招いたが、好調の3番・バティスタを見逃し三振に仕留めて切り抜けると、マウンド上で大きなガッツポーズを見せ、次の6回はきっちり3者凡退に仕留めて降板となった。

 試合後のヒーローインタビューで「去年の同じの初登板、勝ち一緒。はい」と日本語で切り出した郭は「初回はちょっと緊張します。2回から自分のちょっとリラックス投げました」と一生懸命な話しぶりでスタンドはほっこり。

 5回の満塁のピンチについて聞かれると「う~ん…」とうなってから「台湾語しゃべる、いいですか?」と断ってから通訳にアシストをあおぎ「その時は何とかこの回を抑えるように一生懸命投げました」と答えた。

 今季初登板初勝利の気持ちを聞かれると再び日本語で「幸せです」と答えた郭。スタンドからは大きな拍手と歓声が起き、インタビュアーから「日本語とてもお上手ですね。かなり練習しました?」とほめられると「いつもだいたい2軍の練習場で2軍選手いっぱい話したら、あの…覚えた!」と笑顔全開。「いつも応援ありがとうございました。これからもよろしくお願いしま~す!」と改めてファンにメッセージを送り、再び大歓声に包まれていた。

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2019年6月6日のニュース