鉄腕・大久保完封で明治安田生命が最後の代表切符

[ 2019年6月6日 21:49 ]

第90回都市対抗野球東京都第4代表決定戦   明治安田生命6―0セガサミー ( 2019年6月6日    神宮 )

セガサミーを完封、都市対抗出場を決めた明治安田生命の大久保投手
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 中1日で先発した明治安田生命の大久保巧投手がセガサミーを完封、4年ぶり6度目の都市対抗本大会出場を決め、マウンドで派手なガッツポーズをみせた。

 4日の第2代表決定戦で先発しNTT東日本を1点に抑えながら敗戦。完投負けという精神面でもダメージが残る一戦。打線もノーヒットノーランを食らって中1日。「ここは気持ちしかない」とミット目がけて投げ続けた。「きょうは点も取ってくれたし、怖いものはないと思って投げた。疲れたけれど、絶対に抑えて早く帰ろうと思ってました」と最後は笑顔で都市対抗出場をかみしめた。
 就任2年目で切符をつかんだ成島広男監督(62)は「(予選の)毎日が地獄でした。本当に大久保がよく投げてくれた」とエースを称えた。

 昨年は代表枠が4あり17年優勝のNTT東日本が予選免除。企業5社で争いながら「ウチだけが敗退した。その悔しさをずっと持って1年やってきました」と苦しんだ日々を振り返った。それも東京ドームの最後のチケットを手にして、指揮官は最高の笑顔で宙に舞った。
 

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2019年6月6日のニュース