ロッテ 平沢&中村奨の油断…「併殺崩れ」で試合崩れた 井口監督「二遊間の責任」

[ 2019年5月29日 08:45 ]

パ・リーグ   ロッテ3-4日本ハム ( 2019年5月28日    札幌D )

5回1死一塁、三塁、王柏融は遊併殺崩れ(撮影・高橋茂夫)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】3―3の5回1死一、三塁。日本ハム・王柏融(ワンボーロン)の打球は遊撃の正面へ。ロッテは遊撃の平沢から二塁・中村奨へ転送し、遊ゴロ併殺打のはずだった。ただ、俊足ではない王柏融が、一塁セーフ。生還した三塁走者が、決勝点になった。小さいミスの積み重ねがあった。

 「ゲッツー取れると余裕こいたのかもしれないけど、これは二遊間の責任です」と井口監督は厳しかった。

 一見、ただの併殺崩れだが、一つは平沢の捕球位置。打球は二塁ベースやや横の平沢の正面だった。守備側には絶好の打球。ただ、ベース後方で待った結果、ロスが生まれた。「それ(待ったこと)もあるし、ポジショニングもある。奨吾(中村)の打者の足の決めつけもあった」と鳥越ヘッドコーチは二塁・中村奨も含めた「油断」だと振り返った。

 4回1死一、三塁は送球ミスで併殺崩れとなり、同点とされた平沢は「技術は反省し、次に向かいたい」と唇をかみしめていた。  (福浦 健太郎)

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2019年5月29日のニュース