大谷、9回V打も満足せず「良くない打席が多い…野球があまり上手くないってことじゃないか」

[ 2019年5月29日 16:13 ]

ア・リーグ   アスレチックス4―6エンゼルス ( 2019年5月28日    オークランド )

勝利を喜び合う大谷とルクロイ(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が28日(日本時間29日)、敵地オークランドで行われたアスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場。9回の第5打席で勝ち越し2点打を放つなど5打数2安打2打点で、チームを勝利に導いた。大谷の決勝打は今季3度目。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――9回に試合を決める一打を放った。

 「まあ最後も甘かったですし、運が良かったなと思います」

 ――初球がワイルドピッチになって進塁。チャンスだったが、追い込まれても落ち着いていた。

 「1点を争うところなので、投手としては進塁したかどうかは恐らくあまり問題ではないのかなと思うので、むしろ一塁が空いているので、しっかり広く使って攻められるんじゃないかなと思うんですけど。ボール球にも手を出していましたし、ファウルにはなりましたけど、そうしたら最後に甘い球が来たので全体的に運が良かった打席だったかなと思います」

 ――落ち着いていたというより運が良かったということか。

 「前の打席もチャンスで打てていなかったですし、打ちたいなという気持ちはもちろんあったので、何とかそういう気持ちだけでヒットゾーンに落ちてくれたかなと思います」

 ――5月14日以来の複数安打。アプローチは変わらずに来ているか、それとも変えているのか。

 「変えてはいますね。メカニクスだけではなくて、考え方もそうですし。それは確かに良い当たりが取られたりとかもありますけど。全体的に良くない打席が多いので、それが原因じゃないかなと思っています。そこは技術がなかったりとか、単に野球があまり上手くないっていうことじゃないかなと思うので。できる技術を増やしていければ、もっと成長していければ、数字もついてきますし、良い打席が多くなると思っています」

 ――7連勝中(サスペンデット挟み10連勝中)のアスレチックスに勝ったことについて。

 「先発投手も素晴らしかったですし、中継ぎの投手も全体的に素晴らしい投手が多いので、その中で打てたということは大きい。明日もあるので、なんとか明日拾えるように頑張ります」

 ――追い込まれてから4球目の外角のカーブは際どい判定だった。

 「もちろん際どいボールじゃないかなと思いますね。どちらにコールされても、僕は文句は言えないですし。全然、ボールの球でもストライクになることはありますし、そこはやっぱり審判も人間なので、100パーセント正確ではないですし。その中であのボールがボールになってくれたっていうのはラッキーだったなと思います」

 ――同地区のアスレチックスに配球などで研究されているなと感じることは。

 「全体的には打席の雰囲気の中で、もちろん配球でもともと決めている部分はあると思いますけど、僕の反応だったりとか、打っている感じだったりとか見送っている感じだったりとか見て、そういうので次のボールを選択しているかなとは感じるかなと思います」

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