大瀬良トップタイ5勝目 ヤクルト戦11連勝も「会沢さんがうまくリードしてくれた」「ファンのおかげ」

[ 2019年5月29日 22:15 ]

セ・リーグ   広島5―3ヤクルト ( 2019年5月29日    神宮 )

<ヤ・広>7回を投げ切って笑顔の大瀬良(撮影・篠原岳夫)
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 広島のエース大瀬良大地投手(27)がヤクルト打線を7回5安打3失点に抑えてハーラートップタイとなる今季5勝目(2敗)をマーク。新人時代の2014年からヤクルト戦は無傷の11連勝となった。

 球団の同一カード連勝記録は山内泰幸が1995年から97年にかけてマークした巨人戦10連勝が最多。対戦相手は違うが、大瀬良はそれを超えた。

 味方打線が初回に主砲・鈴木の中越え15号2ランで先制。だが、その裏、大瀬良は村上に右越え14号3ランを浴びて逆転を許した。「初回からやってはいけないような形で点数を取られてですね、どうしようと思ったんですけども。もう割り切らせてもらって…粘り強く投げていって援護を待とうと。そういう気持ちで投げました」。その結果、2回から7回までは散発2安打に抑えて得点を許さず。無四球でゴロの山を築き、勝利をものにした。

 「打たせて取るところはうまく打たせて取れましたし、調子は良くなかったんですけど、会沢さんが本当にうまくリードしてくれてきょうの結果があると思っています」と女房役の会沢翼捕手(31)に感謝した大瀬良。降雨により約30分間の中断もあったが「あれだけの大降りだったんですけど、こうやって最後まで残ってくださったファンの皆さんの声援のおかげで何とか勝つことができました。ありがとうございます」とファンへの感謝も忘れなかった。

 これでヤクルト戦は無傷の11連勝となったが「秘訣はないんですけど」と謙そん。「本当に、たくさん打たれてしまった試合でも味方が打ってくれて逆転勝ちできた試合もありましたし、本当にチーム一丸となってその勝ちが伸びているんだと思います」と最後まで感謝、感謝の奥ゆかしいエースだった。

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2019年5月29日のニュース