石原、勝ち越し二塁打と好リードでV王手貢献「どうしても勝ちたかった」

[ 2016年9月8日 21:53 ]

2回、田中の適時打で生還しナインとタッチする石原

セ・リーグ 広島7―4中日

(9月8日 マツダ)
 優勝に王手をかける1勝をたぐり寄せたのは、試合前日の7日に37歳の誕生日を迎えたばかりのベテラン石原だった。

 1―1で迎えた2回、1死一、二塁から勝ち越しとなる左翼線二塁打を放ってこの回一挙5得点の口火を切ると、捕手としては、立ち上がりから安定感を欠いた先発・野村を粘りの好リード。チームに優勝マジック「1」となる勝利をもたらすとともに、野村のリーグトップタイとなる今季14勝目(3敗)を“アシスト”した。

 「皆がつないでくれたチャンス。きょうはどうしても勝ちたかったので打てて良かったです」と振り返った石原。マジックが1に減り、25年ぶりの優勝へ王手をかけたことについては「初めての経験なので何て言っていいか分からない」と戸惑い?も口にした。

 9日は東京への移動日で、試合はなし。2位・巨人がヤクルト戦(神宮)に敗れれば、広島の優勝が決まり、9日に巨人が勝った場合は10日の直接対決(東京D)に持ち越しとなる。「地元のファンの皆さんの前で優勝できれば良かったが、とにかくまた勝てるように頑張ります」。25年ぶり優勝は、もう本当に目の前だ。

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