広島、25年ぶりV王手! 巨人逆転勝ちでマジック1 球団初の貯金34

[ 2016年9月8日 21:25 ]

7回攻撃前、ジェット風船で赤く染まるマツダスタジアム

セ・リーグ 広島7―4中日

(9月8日 マツダ)
 広島がついに25年ぶり7度目となるリーグ優勝へ王手をかけた。ホームで中日に7―4で勝って4連勝。2位の巨人が坂本の代打逆転3ランで阪神に逆転勝ちを収めたため、この日の優勝決定はならなかったが、マジックを試合前の「2」から「1」へと減らした。貯金34は球団初。

 広島は9日に試合がないが、巨人が同日行われるヤクルト戦(神宮)に敗れれば、広島の優勝が決定。巨人が9日に勝った場合は、広島が敵地・東京ドームに乗り込む10日に直接対決となる。

 広島は初回、丸が2試合連続の19号ソロを左翼スタンドに放って先制。1―1と追いつかれて迎えた2回には打者10人で6安打を集中して5点を奪った。この回、1死一、二塁からまずは石原が左翼線二塁打を放って勝ち越すと、続いた1死二、三塁で打席に入ったのは先発投手の9番・野村。野村は1ボールから2球連続でスクイズを失敗したが、4球目を弾き返すタイムリーで貴重な追加点を自ら奪うと、さらに田中も右前へタイムリー。さらに丸の内野ゴロの間に1点、新井の左前タイムリーでもう1点を加えて2回で5点のリードを奪った。

 じわじわと1点ずつ返され、6―4と2点差まで迫られた広島だったが、7回、1死満塁からエルドレッドが押し出しとなる四球を選んで貴重な追加点を挙げ逃げ切った。

 先発・野村は立ち上がりから何度もピンチを迎えたが、粘りの投球で5回を7安打3失点に抑え、リーグトップタイの今季14勝目(3敗)を挙げた。

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