李承ヨプ 韓国球界史上8人目の通算2000安打達成

[ 2016年9月8日 16:17 ]

サムソンの李承ヨプ内野手

 韓国の国民的英雄であるサムソンの李承ヨプ(イ・スンヨプ)内野手(40)が、韓国球界史上8人目となる通算2000安打の偉業を達成した。7日のKT戦で3安打。試合前まで通算1998安打だったが、一気に大台を突破した。

 かつて04、05年にロッテ、06~10年に巨人、11年にオリックスでプレー。巨人時代の06年には4番を打ち、打率・323、41本塁打、108打点の好成績を残した。12年から古巣のサムソンに復帰。8月18日に40歳になったばかりで、韓国球界では史上最年長での2000安打達成となった。ちなみに日本球界では8年間で686安打を放っている。

 韓国球界に詳しいジャーナリストで、「韓国プロ野球の伝え手」である室井昌也さん(43)は「彼はレジェンド。まだ現役ですが、伝説のような存在です」と話す。15年オフに球団と2年契約を結んだ李承ヨプは、来季限りでの現役引退を公言している。室井さんが現地で取材をした際には「日本にいた時は“助っ人”としてプレッシャーがあった。特に巨人の4番の重圧は凄かった」と話していたという。一方で「(引退までの)期限を決めたことで、野球が楽しくなった」と、残る現役生活を完全燃焼するつもりでいる。

 03年のシーズン56本塁打、08年北京五輪での金メダル獲得など、数々の伝説を残したレジェンド。昨季も26本塁打を放つなど打撃は衰え知らずで、日韓通算での本塁打数も598本と節目の600号まで残り2本としている。本拠地球場のスタンドには「598」と書かれたカウントダウンのボードも球場によって掲げられている。

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2016年9月8日のニュース