驚がく!元グラウンド整備員がメジャーリーガーに「夢が実現した」

[ 2016年9月8日 12:31 ]

グラウンドに水をまく整備員 (AP)

 パドレスは7日、傘下2Aサンアントニオから救援右腕のジェーク・スミス投手(26)をメジャーに昇格させた。

 スミスは7月4日にジャイアンツによってウェーバーにかけられていたところを、パドレスが獲得。今季はルーキーリーグと2Aで計29試合に登板し、27回を投げて2セーブ、防御率5・67。サンアントニオでは6試合に登板し、5回2/3を投げて1セーブ、防御率1・59という成績を残している。

 9月の選手枠拡大によるメジャー昇格と伝えればそれで終わりかもしれない。しかし、この投手は経歴が面白く、パドレスのグリーン監督によると、プロ入り前はジャイアンツ傘下の1Aオーガスタでグラウンド整備員をしていたとのこと。オーガスタの投手コーチがスミスをブルペンで投げさせてみたところ目に留まり、2011年のドラフトでジャイアンツが48巡目(全体1467位)で指名するに至ったという。

 今季は肩の故障もありストレートの球速がやや落ちているそうだが、昨季は「152~154キロを計測することもあった」とグリーン監督は話す。マイナーリーグのグラウンド整備員からメジャーリーガーへ。このサクセスストーリーにスミス本人も「メジャー昇格はかけがえのない経験となる。自分の夢が実現したよ」と興奮を隠しきれないようだった。

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2016年9月8日のニュース