リンスカム メジャーへコールアップされず オフFAで去就は?

[ 2016年9月8日 16:31 ]

ティム・リンスカム投手 (AP)

 米国のオレンジ・カウンティー・レジスター紙(電子版)は6日、エンゼルスが傘下3Aソルトレークに所属するティム・リンスカム投手(32)をメジャーに昇格させる考えがないと報じた。

 マイナーリーグのシーズン終了に伴い、メジャーリーグは9月に選手枠が25人から40人に拡大(セプテンバー・コールアップ)されるが、エプラーGMはシーズン終了まで現有戦力で戦う考えであるとのこと。頭部に打球を受けて故障者リスト入りしたシューメーカーの代わりにリンスカムを昇格させるのではとの声もあったが、どうやらサイ・ヤング賞右腕はこのままオフを迎えることになりそうだ。

 メジャー10年間で通算110勝のリンスカムは今季5月にエンゼルスと契約。新天地でのデビュー登板でいきなり白星を挙げたが、その後は負けが込み、9試合に登板して2勝6敗、防御率9・16と精彩を欠いていた。8月にはメジャー40人枠から外れ、事実上の戦力外(DFA)とされたが、マイナー降格を受け入れてチーム傘下に残留していた。

 リンスカムはオフに再びフリーエジェントとなることが濃厚。ソーシア監督は「ティムにとってエンゼルスでの経験は貴重だったと思う。来季へ向けて何が必要かを自身が理解するためにね」と語るが、このままユニホームを脱ぐのではといった報道もされてる。直近のマイナーでの登板では球速とコントロールが向上していたというリポートもあるが、「ザ・フリーク」はどのような判断を下すのだろうか。

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2016年9月8日のニュース