ロッテ 古谷、打球直撃に気迫も骨折 全治3カ月「申し訳ない」

[ 2016年8月25日 22:49 ]

<ロ・日>3回表、先頭・陽の打球を体に当てた古谷はそのまま降板

パ・リーグ ロッテ1―4日本ハム

(8月25日 QVCマリン)
 ロッテ・古谷は気迫を見せた。0―1の3回。先頭の陽岱鋼(ヨウダイカン)が放った強烈なライナーが左手を直撃した。すぐにボールを拾い一塁へ投げたが、送球は右翼側へ大きくそれ、陽岱鋼は三塁に達した。「力が入らなかった。投げられないという判断をするべきだった。チームに申し訳ない」と古谷。そのままベンチに下がり、習志野市内の病院で「左母指中手骨骨折」の全治3カ月と診断された。

 先発予定の唐川は24日に左脇腹痛で抹消された。緊急事態に急きょ先発した35歳。だが、ケガ人続出で悪循環が続くチームを象徴するような不運に見舞われた。今季未勝利の左腕は「立場が立場だし、しっかり投げたいっていう気持ちはあった」と悔しがった。

 2番手・阿部も相手打線の勢いを止められず3点を追加されたが、そこから田中靖、松永とつないで無失点で踏ん張った。3連敗を喫したが、伊東監督は「アクシデントがあったけど、そのあとの投手がゲームをつくった。頑張ってくれた。これで(悪いものが)全部出てしまったと思って切り替えてやる」と前向き。26日からは敵地でソフトバンクと3連戦に臨む。

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2016年8月25日のニュース