V打の広島・丸 逆転のカープ本領発揮「最後まで諦めることなく」

[ 2016年8月25日 21:28 ]

<巨・広>勝利を喜ぶ(左から)赤松、丸、鈴木

セ・リーグ 広島6―4巨人

(8月25日 東京D)
 25年ぶりのリーグ優勝へ突き進む広島が敵地・東京ドームで「ミラクル」を起こした。1点を追う土壇場の9回、巨人の守護神・沢村を攻め、2死三塁から菊池の三塁内野安打で同点。続く3番・丸がその流れに乗った。

 「キク(菊池)が執念の同点打を打ってくれた。僕もつなごうと思い、自分のスイングを心がけた。キクが頑張って走ってくれた」

 カウント3―0から迷わずバットを振り抜くと、打球は右翼線に落ちた。一塁走者の菊池が生還し、勝ち越した。三塁ベース上の丸は大盛り上がりのベンチに向かって、何度もガッツポーズを繰り返した。

 前日24日、優勝へのマジックナンバー「20」が初点灯した。それでも「チームの中では今まで通りやっていこうと。最後まで諦めることなく逆転することができた」。今季38度目の逆転勝ちだった。

 2位・巨人に連勝し、マジックは18となった。「これからも苦しい戦いが続くと思うが、優勝に向かって突き進んでいきたい」。チーム全員の思いだった。

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