豊田泰光氏に130人が最後の別れ 吉田義男氏「寂しい」

[ 2016年8月25日 05:30 ]

西鉄のユニホームが掛けられた豊田氏の棺

 西鉄(現西武)で強打の内野手として活躍し、スポニチ本紙特別編集委員も務めた豊田泰光(とよだ・やすみつ)氏の葬儀・告別式が24日、東京都品川区の桐ケ谷斎場でしめやかに営まれた。豊田氏は14日に誤嚥(ごえん)性肺炎のため81歳で死去。葬儀には約130人が参列し、故人をしのんだ。

 元阪神監督の吉田義男氏(83)は、同じ1953年(昭28)にプロ入り。「今生の別れのために関西からやって来ました。今日のプロ野球の隆盛を支えた一人。寂しいです」。リーグは違ったが、ともに名遊撃手として同時代に活躍した豊田氏との別れを惜しんだ。評論家としてフジテレビ系「プロ野球ニュース」で共演した元阪神の江本孟紀氏(69)は「インテリ、博識で僕らの目標だった。辛口と言われたけれど裏付けや深い意味があって、筋の通ったなかなかまねできない評論だった」と話した。

 戒名は「殿光院泰嶽真法大居士(でんこういんたいがくしんぽうだいこじ)」。

 ◆主な参列者 吉田義男(元阪神監督)、江本孟紀(元阪神、元参院議員)、谷沢健一(元中日)、高木豊(元DeNAコーチ)、千葉功(元パ・リーグ記録部長)、山東昭子(参院議員)、平出隆(詩人)=順不同、敬称略=

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2016年8月25日のニュース