岩隈、来季契約延長オプションクリア 29日はダルと“日本投手対決”も

[ 2016年8月25日 09:57 ]

ヤンキース戦に先発したマリナーズの岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ0―5ヤンキース

(8月24日 シアトル)
 マリナーズ・岩隈久志投手は、ヤンキース・田中将大投手との投げ合いには2連敗となったものの、6回6安打3失点とクオリティースタート(6回以上、3自責点以内)を達成し試合をつくった。またこれで今季投球回が163回となりシーズンの規定投球回(162回)を超え、来季契約延長のオプション条件をクリア。17年シーズンは年俸1400万ドル(約14億円)が保証され、マリナーズのユニホームに袖を通すことが決まった。

 「まだシーズンも残っているし、チームも良い状況にいる。やるべきことをやり、シーズンが終わった時にゆっくり考えられればいい」と契約延長決定について多くは語らなかった右腕。チームはワイルドカード争いで3位につけている。まずは目の前のプレーオフ進出争いに専念する構え。

 この日は初回2死から新人捕手サンチェスに先制ソロを被弾。2回は1死から死球で走者を許し、連打で追加点を奪われた。4回は犠飛で失点。「(日本人対決に)気合も入り、楽しみにしていた。田中がいいピッチングをして勝てなかったが、粘り強く投げられたことは評価して次に向けてやっていきたい」と話した。次戦は中4日で29日(日本時間30日)のレンジャーズ戦に先発見込み。順当ならダルビッシュと、2戦連続での日本投手対決が予想される。

 なお岩隈は160投球回突破により、今季の出来高ボーナスも50万ドル(約5000万円)追加。今後、10回ごとに節目を超えるごとに出来高は加算されていく。

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2016年8月25日のニュース