32歳増井、7年目のプロ初完投勝利「絶対優勝する」圧巻9回8K1失点

[ 2016年8月25日 21:19 ]

<ロ・日>プロ初の完投勝利、最後の打者・清田を内野ゴロに打ち取りガッツポーズの増井

パ・リーグ 日本ハム4―1ロッテ

(8月25日 QVCマリン)
 日本ハムの増井が7年目にしてプロ初完投勝利をマークした。ロッテ打線を相手に9回で110球を投げ、5安打1失点。8三振を奪う力投で、ソフトバンクを追走するチームに4連勝をもたらした。

 これまでリリーフ投手として最終回のマウンドに立つことはあったが、先発投手として試合を締めくくるのは初めて。「最後どんな景色なのか楽しみな気分と、降りたくないっていう気持ちがあった」とこれまでにないラストイニングでの胸中を表した32歳は「途中まですごく球数が少なかったので、最後までいけたらいいなと思っていた」と2時間40分を振り返った。

 シーズン途中での先発転向。「最初は葛藤があった」と率直に口にする。それでも「途中から吹っ切ることができて、この投球ができているので本当に良かった」と笑顔を浮かべ「球数少なくどの球でもストライクが取れたのは良かったが、無駄な四球があったので、そこを次回に向けて修正したい」とわずか2つ与えた四球を反省点に挙げた。

 先発転向2勝目(1敗)で今季5勝目(3敗)をマーク。32歳でプロ初完投勝利を飾った右腕は「絶対に優勝するんで応援よろしくお願いします!」とファンに向かって気持ち良さそうに声を張り上げた。

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