富山第一 森圭名“さしこ投法”で3回無失点、サヨナラ呼ぶ好救援

[ 2016年8月11日 15:51 ]

<富山第一・中越>サヨナラ打を放ちナインに迎えられる富山第一・河原(右から2人目)

第98回全国高校野球選手権大会第5日・1回戦 富山第一1―0中越

(8月11日 甲子園)
 0―0の7回から登板した富山第一・森圭名が3回を2安打無失点。4三振を奪う好投で、サヨナラ勝ちを演出した。

 「投げたくてウズウズしていました。調子が悪いなりに投げられたと思う。その分、丁寧に投げました。(0―0の投手戦にも)緊張は全くなかったです」

 得意とするカットボールが威力を発揮した。7回、坂井と串田から奪った空振り三振はいずれもカットボール。制球も良く、中越打線に付けいるスキを与えなかった。

 カーブ、チェンジアップ、縦のスライダーなど多彩な変化球を操るが、その源は手先の器用さにある。保育所時代。折り紙では「朝顔」を見よう見まねでつくり、布地に糸で幾何学模様の図柄を刺繍する刺し子(さしこ)も得意だった。最速142キロを誇る2年生右腕。好きなアイドルは「いません」と話すが“さしこ投法”で進撃を狙う。

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2016年8月11日のニュース