“シン・ゴジラ”星稜・寺西 不発で散る 4番で2安打

[ 2016年8月11日 05:30 ]

<星稜・市和歌山>初戦で敗れ、甲子園を去る星稜・寺西

第98回全国高校野球選手権第4日・1回戦 星稜2―8市和歌山

(8月10日 甲子園)
 1メートル91、92キロの体格を誇り、先輩の松井秀喜氏になぞらえ“新ゴジラ”として注目された星稜2年生の寺西は不発に終わった。

 先発して1回1/3、3失点。4番打者としては2安打も、降板後に就いた右翼では8回2死二塁からの右前適時打を後逸し、打者走者も生還させた。「自分の実力不足でした。3年生に申し訳ない」。5月に発症した腰痛で満足に練習できない時期があったことを言い訳にしなかった。自身を含めベンチ入り8人が新チームに残り、主将の虎谷からは「この経験を生かして次は日本一を目指してほしい」と夢を託された。「甲子園に戻ってきて優勝することが先輩方への恩返しになる」。聖地の土は持ち帰らなかった。

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2016年8月11日のニュース