神奈川・富士見台ウルフ少年野球クラブ わずか2安打で初8強

[ 2016年8月11日 05:30 ]

<富士見台ウルフ少年野球クラブ・戸尾ファイターズ>3回、二塁打を放った富士見台ウルフ少年野球クラブ・枡井はバンザイ

スポニチ主催高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球第3日・3回戦 富士見台ウルフ少年野球クラブ(神奈川)3―1戸尾ファイターズ(長崎)

(8月10日 神宮など)
 神宮球場など2球場で3回戦8試合が行われ、8強が出そろった。初出場の富士見台ウルフ少年野球クラブ(神奈川)は、わずか2安打ながら効率良い攻撃で6度目出場の戸尾ファイターズ(長崎)を3―1で下した。11日は2球場で準々決勝4試合が行われる。

 たったワンチャンスをものにした富士見台ウルフ少年野球クラブが、8強に名乗りを挙げた。

 0―0の3回、2つの敵失で無死一、二塁として9番・枡井が右翼線へ、チーム初安打となる先制二塁打を放った。前日の2回戦は3打数無安打で、自身今大会初安打が値千金の一打となり「何とか走者を還したいと食らいついていった」と胸を張った。なお無死二、三塁から1番・斉藤善が2点中前打。この回挙げた3点を、主将の小笠原大が7安打1失点完投で守りきった。2回戦は制球に苦しんで4失点したが、この試合は一転。「リズム良く普段通りの投球ができた」と85球の内容に笑みを浮かべた。14年の和気軟式野球クラブ(愛媛)以来の初出場初優勝まであと3勝。斉藤善は「この勢いのまま行きたい」と頂点を見据えた。 (原田 真奈子)

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2016年8月11日のニュース