樟南“上栗ツインズ弟”大聖 逆転三塁打 記録員の兄の思いも

[ 2016年8月11日 05:30 ]

<樟南・京都翔英>初回無死二、三塁、樟南・上栗(左)は逆転の2点適時三塁打を放つ

第98回全国高校野球選手権第4日・1回戦 樟南9―1京都翔英

(8月10日 甲子園)
 兄の分までと振り抜いた。樟南(鹿児島)は1点を追う初回無死二、三塁で打席には双子の上栗兄弟の弟・大聖(たいせい)が立った。

 記録員を務める兄・孝大(こうだい)から「初回にチャンスが来る。頼むぞ!」と託された思いをバットに乗せて逆転の2点三塁打。計11安打、9得点の猛打を呼んだ。アルプス席では母・寿賀子さん(54)が「ありがとうを伝えたい」と涙。弟は「樟南のため、孝大の分、母の分も活躍して恩返しがしたい」と意気込んだ。

 ▼樟南・浜屋(8回1失点と好投)楽しく投げられた。次の試合も自分たちの野球で勝ちたい。

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2016年8月11日のニュース