今永無援また1勝お預け「勝つのがこんなにも難しいのか」

[ 2016年4月6日 06:48 ]

<中・D>力投する今永

セ・リーグ DeNA0-1中日

(4月5日 ナゴヤD)
 好投は報われなかった。DeNAのドラフト1位・今永は7回3安打1失点ながら、味方の援護なく、デビューから2連敗となった。「勝つということがこんなにも難しいのかと感じる。でもエースと呼ばれる存在になるには、1―0の試合を投げ勝たないと。負けた投手の名前は残らない」。悔しさを押し殺し、冷静に振り返った。

 3回、先頭の杉山に右中間三塁打を許すと若松に右犠飛を許した。これが唯一の失点だったが「投手に打たれてはダメ」と猛省。カーブ、チェンジアップを有効に使った緩急ある投球術に、無四球も光った。内容ある100球にも「次投げるときはきょうよりもいい投球をしたい。プロは昨日得た信頼をきょう失う世界」と語気を強めた。

 奮闘した左腕に、ラミレス監督は「素晴らしい投球」と賛辞を贈りながら「味方打線があまりサポートできていない」と嘆いた。不振のロマックを6番に下げ、荒波を3季ぶりの5番に据えるなどテコ入れしたが、9安打も12残塁。本塁が果てしなく遠かった。(町田 利衣)

続きを表示

2016年4月6日のニュース