イチロー メジャー16年目の開幕は代打で凡退 “ボンズ超え”お預け

[ 2016年4月6日 10:57 ]

本拠地開幕戦のセレモニーでチームメートと笑顔を見せるマーリンズのイチロー(AP)

インターリーグ マーリンズ7―8タイガース

(4月5日 マイアミ)
 マーリンズのイチロー外野手(42)は5日(日本時間6日)、本拠地マイアミで行われたタイガースとの開幕戦の6回に代打で途中出場し、投邪飛に倒れた。守備には就かなかった。マーリンズは延長戦の末、7―8で敗れた。

 メジャー16年目の今季、「日米通算」であと43本に迫るピート・ローズ氏が持つ世界最多4256安打、あと65本のメジャー通算3000安打達成を狙うイチローは、6回に先頭で登場。マーリンズ打線は11年サイ・ヤング賞右腕のバーランダーに5回まで無安打に抑えられており、攻略の口火を切る役割が期待された。

 今季初打席となったイチローはファウルで粘り、フルカウントの9球目、内角低めの変化球を打ったが投邪飛。現マーリンズ打撃コーチのバリー・ボンズ(パイレーツ、ジャイアンツ)を抜いて歴代単独33位となるメジャー通算2936安打目はお預けとなった。

 マーリンズは開幕投手を務めた元中日のチェンが初回いきなり連打を浴びて失点。2回には2死一、三塁からキンスラーに左越え3点本塁打を許し、序盤で4点のビハインドを負った。チェンは5回にも失点し、5回9安打5失点で降板。打線は6回、イチローが凡退した直後の1番ゴードンとオズーナの連打で1点を返し、なお2死一塁からスタントンに2点本塁打が飛び出して3―5と2点差に迫った。8回にはゴードンの三塁打を足がかりに1点差としたが、9回に5番手モリスがソロ本塁打2発を被弾。しかしその裏、ゴードンの適時二塁打など4安打を集中して7―7と試合を振り出しに戻した。

 試合は延長戦に突入したが、11回にタイガースが1点を勝ち越し、死闘を制した。

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