首位転落危機救った!巨人・菅野 東京D初完封の2勝目「これ以上好きに…」

[ 2016年4月6日 21:16 ]

<巨・神>力投する巨人先発の菅野

セ・リーグ 巨人3―0阪神

(4月6日 東京D)
 巨人の菅野智之投手(26)が、3連勝中の阪神相手に今季初完封で自身、開幕2連勝を飾った。敗れれば、阪神に首位を譲る危機。3回までに5安打を浴びながらも無失点にしのぐと、111球を投げ6安打無失点、8奪三振に抑え、昨年7月5日の中日戦(ナゴヤD)以来となる276日ぶりの完封劇となった。

 「点を取ってもらうまで粘ろうと。守備でも助けられた。いい試合だった」

 踏ん張った。菅野は3回まで毎回の5安打を浴びながらも、最速152キロの直球を主体に要所を締めて無失点に抑えた。バットでも、1―0の5回に先頭で中前打を放つと、3連打でこの回、2点の追加点を呼び込んだ。

 投げても4回以降は立ち直り6回まで一人の走者も許さなかった。7回に鳥谷の一塁内野安打でベースカバーに入った際、グラブをはめた左手でタッチにいき交錯。左手を痛がる素振りを見せたものの続投し、結局、9回を投げきった。

 前日、チームは阪神に敗れ、連敗なら首位陥落の危機だった。それだけに右腕は「これ以上好きにやらしたくないと。タイガースは凄くいいチームだけど後半、手ごわい相手になると思うので嫌な印象を与えられればいいなと思ってマウンドに上がった」と振り返った。

 その結果が、東京ドームではレギュラーシーズン初完封となる快投だった。エース右腕は「もっと2回、3回と完封できるよう頑張りたい」と声を弾ませた。

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