マリナーズ・青木 新天地で初のマルチ安打「チームになじんでいる」

[ 2016年4月6日 13:53 ]

レンジャーズ戦の7回、バーネット(左)から今季初安打となる右前適時打を放ったマリナーズ・青木

ア・リーグ マリナーズ10―2レンジャーズ

(4月5日 アーリントン)
 マリナーズの青木宣親外野手(34)が5日のレンジャーズ戦でマルチ安打の活躍を見せた。

 青木はこの試合、前日の開幕戦と同様に「1番・左翼」で先発出場。マリナーズは2―2の同点で迎えた7回、マーティンの適時打で勝ち越すと、左打席には今季、ここまでヒットのない背番号「8」が入った。

 2死三塁というこの場面、外角低めの球をうまくセンター前に運び、今季初安打とともに初打点も記録。「何とかしたい。(ヒットが)一本も出ていなかったので、ここで何とかしたいという気持ちだった」とようやくの一本を振り返る青木は、「中盤までどちらに転ぶか分からない展開。勝ててよかった」と新天地での初勝利に安どした。

 くしくも今季初安打を放った相手はヤクルト時代の元同僚でもあるバーネット。試合前にあいさつはしたというが、「特別に意識はしなかった」と青木は言う。それよりも本人にとって重要だったのは続く8回の第5打席に飛び出したレフト前への一振り。「打席を無駄にしたくなかった。最後まで集中力を切らさないという気持ちだった」と納得の様子だった。

 マリナーズは自身にとってメジャー4球団目。「これまで先輩もいるので扱いが慣れている」と青木は球団スタッフの日本人選手への対応に感心すると、「1年目とは思えないくらいなじんでいる」と続け、最高の笑顔を見せていた。

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2016年4月6日のニュース