ソフトB川島、田中賢と和解 接触プレーで負傷も「お互い一生懸命」

[ 2016年4月6日 17:12 ]

<日・ソ>6回無死一、三塁、中田の三ゴロで、一走・田中賢のスライディングに足をとられながら封殺する二塁手・川島

 3日の日本ハム戦(東京ドーム)の6回、二塁ベース上の接触プレーで負傷退場し、4日に出場選手登録を抹消されたソフトバンクの川島慶三選手(32)は6日、リハビリのためにヤフオクドームに姿を見せ、故障の原因となったスライディングを行った日本ハム・田中賢介内野手(34)から謝罪の連絡と早期回復を願ったサプリメントを差し入れされたことを明かした。

 「“本当にごめん”というメッセージを携帯電話にいただいた。電話ももらって、出られなかったけど、かけ直して話をしました。ケガが早く治るようにサプリメントも送っていただきました」。4日に福岡市内の病院で検査を受け「右下腿(かたい)打撲、前距腓靱帯(じんたい)および踵腓靭帯損傷」と診断され、受傷部位の固定は3週間に及ぶ。

 ただ、危険なプレーだとする世論には言いたいことがあった。「賢介さんのことを悪く言うのは分からないでもないですが、お互い一生懸命のプレーだったというのは分かってほしい。殺人タックルとか言ってほしくはない。僕らも負けている状況ならば多少、行っていたかもしれない」と真剣な表情で語った。

 また、レンジャーズのダルビッシュがツイッターで「あの場面は川島さんが右足でベースを踏んでしまっているから逃げ場がなくなっている感じ。左足で踏んでいれば逃げ場ができるからあそこまではなってないはず」との見解を示したことにも触れ「ダルは一塁に投げると思っていただけだと思う。言うことは分からなくもないけど、状況はホームに投げるプレーだった。左足で踏んでいたら、どうやってホームに投げるんだと思います」と単なる勘違いではないかと指摘した。

 全治のめどはたっていないが「全治は自分次第だと思う。1日でも早くプレーすることで賢介さんも救われる。やられたのは悔しいですけどね」と最後は笑顔を見せ、早期復帰を誓っていた。

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2016年4月6日のニュース