智弁学園 村上の完封で開幕試合飾る 福井工大福井はあと一本出ず

[ 2016年3月20日 12:35 ]

<智弁学園・福井工大福井>智弁学園の先発・村上

第88回選抜高校野球大会第1日・1回戦 智弁学園4―0福井工大福井

(3月20日 甲子園)
 第88回選抜高校野球大会は20日、甲子園球場で開幕し、開会式直後の第1試合は2年ぶり10回目出場の智弁学園(奈良)が12年ぶり4回目出場の福井工大福井(福井)に完封勝利を収め、2回戦進出を決めた。

 智弁学園は初回、2つの四球で1死一、二塁といきなりの好機を迎えると4番の福元が中越えの2点適時二塁打を放ち先制。4回には先頭から2本の安打で無死二、三塁とすると、7番・大橋の2点左前適時打が飛び出して追加点を挙げた。

 先発の村上は10安打7奪三振1四球という内容で相手打線を9回完封。毎回のようにピンチを迎えながらも粘りの投球を見せ、最後まで本塁を踏ませなかった。

 福井工大福井は初回から6回まで毎回、得点圏に走者を進めながらもあと一本が出ず、この試合の残塁は11を数えた。先発の田中は8回を完投して9安打4失点。チームは1976年の第48回大会以来となる勝利とはならなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年3月20日のニュース