清原被告身元引受人は父 根は心優しき息子 自分が救わねば…

[ 2016年3月18日 06:17 ]

清原和博被告

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)罪で起訴され、17日に保釈された元プロ野球選手の清原和博被告(48)。注目された身元引受人は、父・洋文さん(78)になったとみられる。今後は持病の糖尿病の専門医がいる千葉県松戸市の病院に入院し、治療に専念する。

 高齢の洋文さんは現在、体調を崩している。それでも、ほかにふさわしい身元引受人が見つからないことから、清原被告の弁護人は、最終的に自ら引き受けることを念頭に置きつつ、洋文さんに連絡を入れた。その後、引受人が決まった経緯から、これまで静かに見守ってきた洋文さんが息子を救うために引き受けたとみられる。

 清原被告は離婚し、母親は認知症の施設にいて、弟とは絶縁。洋文さんも体調面に心配があり、当初、引受人になる人が見当たらず、保釈できない可能性が浮上していた。

 このため、学校法人「日本航空学園」理事長の梅沢重雄氏や、薬物常習者のリハビリ施設「館山ダルク」(千葉県館山市)代表の十枝晃太郎氏らが支援に名乗り出たが、ともに「引受人ではない」としていた。

 息子思いだった父親。PL学園の野球部で1学年先輩の清水哲氏(49)は「お父さんは試合をしょっちゅう見に来ていた」と明かす。清水さんは大学時代の試合中に頚椎(けいつい)を骨折する大ケガを負い、車椅子生活を送っている。清原被告は支援を続けており、清水氏が入院していた時には「必ずというほどお父さんが運転する車で、見舞いに来てくれた」という。

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