NPB調査委員会アドバイザー 元最高裁判事の弁護士就任

[ 2016年3月18日 06:45 ]

 巨人の野球賭博問題を調査中の日本野球機構(NPB)調査委員会の大鶴基成委員長(61)は17日、同委員会のアドバイザーとして元最高裁判事の横田尤孝(ともゆき)弁護士(71)の就任を明らかにした。

 大鶴委員長は「(野球)協約の解釈、適用について適切なご指導をいただきたい」と話した。

 熊崎勝彦コミッショナーが「識見があり、人格的にもご立派で、柔軟性もお持ちの方」と語る同弁護士は10年から5年間、最高裁判事を務め、13年5月には、最高裁第1小法廷の裁判長として、死刑が確定したオウム真理教の松本智津夫死刑囚=教祖名麻原彰晃=の再審請求について、再審開始を認めない決定を下したことで知られる。さらに、調査委では弁護士数人にも関係者の事情聴取で協力を得ている。

 熊崎コミッショナーは有害行為の真相究明と再発防止に向け、球界OBを含めた各界の有識者数人から意見を聞いていることも明かした。

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2016年3月18日のニュース