昨季は得点圏でよく打たれた…ロッテ涌井、課題克服6打数無安打

[ 2016年3月18日 05:30 ]

<ロ・巨>7回を5安打無失点に抑えた涌井

オープン戦 ロッテ2-0巨人

(3月17日 QVC)
 ピンチをつくりながらも淡々とスコアボードに「0」を並べた。ロッテ・涌井は7回を5安打無失点。三振は1つだけの打たせて取る投球で85球で料理し「最後の登板で点を取られなくて良かった。良すぎて勘違いするよりは、走者を出しながらの方が良かった」と手応えを口にした。

 5回以外は走者を出し、得点圏にも4度背負った。3回1死三塁ではいずれも直球で立岡を一ゴロ、重信を遊ゴロに斬り、6回1死一、二塁でもギャレットを低めのフォークで一ゴロ併殺に仕留めた。昨季は15勝で日本ハム・大谷と最多勝を分け合ったが、得点圏に走者を置いた場面での被打率は、パ・リーグで規定投球回数に達した12人でワーストの・293。ピンチでの投球が課題の右腕は「開幕前にピンチで粘れるかどうか、やりたかった。運良くそれができた」。この日は得点圏で6打数無安打に抑え、予行演習を終えた。

 「問題なく仕上げてくれた」と伊東監督。25日の開幕戦は日本ハム・大谷との「最多勝対決」となる。エースは「開幕戦に勝ってチームに勢いをつけたい」と落ち着いた口調で言った。 (渡辺 剛太)

 ▼ロッテ・デスパイネ(8回にオープン戦2号の中越えソロ)真っすぐを待っていたら来たので、「来た」と思って振り抜いた。

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