青木「何とかしたかった」意地の初安打!29年ぶりVへ「最高のプレーを」

[ 2014年10月29日 13:00 ]

ジャイアンツに勝利し、笑顔でインタビューに答えるロイヤルズ・青木

ワールドシリーズ第6戦 ロイヤルズ10―0ジャイアンツ

(10月28日 カンザスシティー)
 崖っ縁に追い込まれていたロイヤルズが本拠地に戻って、先発全員の15安打で10得点を挙げて大勝。3勝3敗のタイとして勝負を最終戦に持ち込んだ。4試合ぶりに先発出場した青木は2回にワールドシリーズ初安打となる左前適時打を放って勝利に貢献し、「結果がついてきてくれて良かった」とうれしそうに笑った。

 第5戦までは8打数無安打と当たりがなく、1回の第1打席も内角高めの速球に振り遅れて空振り三振。「悔しい思いをしていた。何とかしたいと思った」という気持ちで臨んだワールドシリーズ10打席目の2回1死満塁の場面。追い込まれてからファウルで粘った後の7球目、ジャイアンツのサイ・ヤング賞右腕ピービの外角の速球を逆らわずに逆方向へと運んで左前適時打とし、チームに2点目をもたらした。

 「チャンスだったし何とかしたい気持ちだった」と振り返った青木。チームはこの回8安打を集中して一挙7得点を挙げ、「その後も打線がつながって一気に流れを引き寄せることができた」と話した。

 29年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇を懸けて迎える29日の最終戦。青木は「明日で全てが決まる。試合ができることをうれしく思う」と話し、「今年最高の試合を見せたい。最高のプレーをしたい」と力強く意気込みを口にした。

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