中村 延長サヨナラ3ラン!ソフトバンク 3年ぶり日本一王手

[ 2014年10月29日 22:27 ]

10回、サヨナラ弾のソフトバンク・中村はナインの祝福を受ける

日本シリーズ第4戦 ソフトバンク5―2阪神

(10月29日 ヤフオクD)
 日本シリーズ(7試合制)第4戦は29日、福岡市のヤフオクドームで行われ、ソフトバンクが延長10回に、5―2で阪神にサヨナラ勝ちし3連勝。対戦成績を3勝1敗として3年ぶりの日本一に王手を掛けた。第5戦は30日、ヤフオクDで行われる。

 延長10回、ソフトバンクは明石の四球を足場に築いた2死一、二塁で、中村が代わった呉昇桓から右翼へサヨナラ3ランを放った。

 この日も、またもやソフトバンクが初回に先制点を挙げた。先頭の柳田のがカウント2―2からの5球目のストレートを左翼へ弾き返し、一気に二塁を陥れた。続く明石のバントが野選となって三塁へ。さらに内川が四球を選んで満塁に。李大浩は三振に倒れたが、松田が左翼線へ適時打を放ち、2点を奪った。これで3戦連続して、初回の柳田の安打から先制点をもぎ取った。

 ソフトバンクの先発・中田は6四球の乱調で3回降板したが、2番手・東浜が3回1安打無失点と好投。森、五十嵐も完璧リリーフ。抑えのサファテもピンチを招いたが、併殺で切り抜けた。

 阪神は3回、1死から3四球で満塁とし、マートンの犠飛と福留の左中間適時打で追い付いた。だが、初回、ソフトバンクの先発・中田の乱調で3四球で2死満塁としたが、福留が三振に倒れ無得点。延長10回にもソフトバンクのサファテを攻め、先頭の西岡が中前打、上本が送り、鳥谷も中前打の1死一、三塁でゴメスが併殺打に倒れるなど、好機を生かせなかった。

 先発の岩田は初回に2点を失ったが、その後は立ち直り7回6安打2失点の力投を見せ、援護を待ったがかなわず。阪神の03年から続く敵地での連敗は8に伸び、王手を掛けられてしまった。

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