中田　マエケンから“感動”一発　栗山監督ウットリ

＜日・広＞４回無死、日本ハム・中田は前田健から左越えに先制ソロを放つ

交流戦 日本ハム５－１広島

（6月15日 札幌Ｄ）
　試合を決めたのが稲葉なら、強烈な先制パンチを見舞ったのは日本ハムの主砲・中田だ。４回の先頭で左越えに２試合連続となる１６号ソロ。前田健を相手に９打席目にして初安打が貴重な先制弾となった。

　「反応で打てた。相手がどうとか、過去の対戦成績がどうとか考えて打席には立っていない」と振り返ったが、１４８キロ外角寄りの直球を完璧にとらえて左中間へ運んだ。栗山監督も「久々に感動した。あれが４番だよね」と絶賛した。

　ただひたすらにチームの勝利だけを目指している不動の４番は、大谷が３番を打つことに「誰が打ってもこっちの気持ちは変わらない。あいつだって結果を残しているわけだから」とさらり。８回の打席で自らは敬遠で勝負を避けられたが、公私で尊敬する稲葉の決勝打に、「あれは本当にうれしかった」と自分の事のように喜んでいた。