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上武大初の大学日本一!“バント屋”清水が劇的な代打逆転満塁弾

<亜大・上武大>完投で初優勝を決めた横田(右)は、(左から)三上、金沢と抱き合う

第62回全日本大学野球選手権決勝 上武大6-5亜大
(6月16日 神宮)
 第62回全日本大学野球選手権最終日は16日、神宮球場で決勝が行われ、上武大(関甲新学生)が亜大(東都)を6-5で下して初優勝した。

 劇的な逆転劇だった。6回、2点を追う上武大は2四死球などで1死一、二塁とし、まずは6番・中の中前適時打で1点を返し、2―3と1点差。さらに死球で1死満塁としてから、代打に清水が起用された。前日15日の準決勝ではカウント1-1になってから代打で出場し、「バントがうまい」という谷口監督の期待通り丁寧に送りバントを成功。2試合続けての代打起用となったが、真ん中のボールを思い切りよく叩いた打球は一直線に左翼スタンドに吸い込まれた。代打逆転満塁本塁打。「清水は裏方で、試合に出場することもなく、この春のリーグ戦で初めて安打を打った選手なんです。満塁という場面で、この子なら(結果が出なくても)諦められると思った。まさか、あそこで本塁打を打つとは、私も思いませんでした」と谷口監督は涙まじりに振り返ったが、まさに”縁の下の力持ち”の4年生が勝負どころで見せた衝撃的な一発だった。

 一塁を回ってから何度も何度もガッツポーズを見せた清水は「監督から”満塁になったらいくからな”と言われていたので、思い切っていきました。主将の小川が開会式の時に”スタンドにいる仲間たちのことを思ってやろう”ということを言っていて、その思いを感じながら(ダイヤモンドを)走りました」と興奮さめやらぬ様子。「自分がやってきたことが間違いじゃなかったと証明できて良かった」と胸を張った。

 先発した左腕エース横田も9回で164球を投げ抜き、今大会4完投。序盤で3点を失い、9回も1死から3連続長短打を浴びて1点差まで詰め寄られたが、最後は気迫の投球で締めくくった。「ふがいない投球が続いていたところを野手がよく打ってくれた。正直疲れはあったが、最後まで自分が投げようと思った。やってきたことが形になってうれしいです」。満足そうな笑みが広がった。

 1982年に創部して、今大会が3年連続12度目の出場。161人の部員でつかんだ悲願の初優勝に、小川主将が「六大学、東都リーグは僕たちにとっても憧れのリーグ。そこを倒しての日本一は本当にうれしい」と声を弾ませれば、愛弟子たちの手で3度宙に舞った谷口監督は「就任当初からの色々なことを思い出しました。色々なOBの顔も浮かんで…。うれしいです」と涙で声を震わせた。そして、「今は何も考えられません。きょうは色々なOBと色々な思い出話をさせてください」と言って、また涙。関甲新学生リーグの頂点から大学日本一という高みに初めて登りつめた味は、甘美で、そして少ししょっぱかった。

 ▼生田勉・亜大監督の話 敗因は私の6回の継投ミス。先発の山崎があと1回持ってくれれば九里でいけた。諏訪は1年生の経験不足が出た。連続準優勝は悔しいが、絶対的なエースがいないと全国では勝てない。上武大との差もそこにあった。

[ 2013年6月16日 16:36 ]

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