ダル 今季初黒星「次くらいには自分が納得する球を投げたい」

[ 2013年4月14日 06:00 ]

<マリナーズ・レンジャース>初回2死一、三塁、シーガーに2点二塁打を浴びたレンジャーズ・ダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ1―3マリナーズ

(4月12日 シアトル)
 岩隈に投げ負けたが、レンジャーズのダルビッシュは悔しがるそぶりも見せなかった。「もちろん意識は全くしていないですし、僕は僕のピッチングをするだけなので」。6回3失点で今季初黒星となったが、満足感ものぞかせた。

 「前回の調子が良くなかったのが続いていた。でも最低限(の仕事)はあの状況でできたので良かった」。またも序盤で制球に苦しんだ。死球から3長短打を浴びて3失点。直球、カットボールともに逆球が多く、昨季2戦2敗、防御率9・58の敵地で再び苦しんだ。

 それでも2回以降は無失点に抑えた。「真っすぐが良くなかった。使う球種を変えた」と話した通り、スライダーを中心とした配球に変更。初回は28球中5球だった球種を、2回以降は80球中37球も投じて点を許さず、3回無死一、二塁のピンチから完全投球だった。

 過去2度の登板で皮がめくれた右手薬指の影響は否定した。次回は17日(日本時間18日)のカブス戦に先発予定。日米通算1500奪三振はあと1個に迫り「次くらいには自分が納得する球を投げたい」と話した。

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2013年4月14日のニュース