球児 DL入り 右前腕部の張り「長期的にならないように」

[ 2013年4月14日 06:00 ]

<カブス・ジャイアンツ>逆転サヨナラ勝ちし、スウェイム監督(左)にねぎらわれるカブス・藤川

ナ・リーグ カブス4―3ジャイアンツ

(4月12日 シカゴ)
 カブスは13日(日本時間14日未明)、藤川球児投手(32)を右前腕部の張りのため、15日間の故障者リスト(DL)に入れたと発表した。

 藤川は「(故障が)長期的にならないように決断した。痛くないところを探して投げないといけない状態だった」と話した。

 阪神時代にプロ野球歴代5位の220セーブを挙げている右腕は、今季5試合に登板し、1勝0敗2セーブで防御率12・46。セットアッパーとして開幕を迎え、7日の試合前に守護神に指名された。9日ブルワーズ戦では抑えとして初のセーブを挙げたが、12日ジャイアンツ戦ではフォーク、直球とも本来の切れがなく、2点リードの9回に3失点。救援に失敗していた。同日のナイターは開始時の気温が約7度。寒さの中での登板が影響した可能性もある。

 藤川は「大きな故障につながっても駄目。チームの大事なポジションなので迷惑をかけられない」と責任感を口にした。過去3年連続5位のチーム再建へ、2年総額950万ドル(約9億4100万円)の大型契約で入団した背番号11の離脱は、大きな痛手となった。

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2013年4月14日のニュース