大友工氏が死去 巨人OB横手投げの名投手 88歳急性白血病

[ 2013年4月14日 06:00 ]

 巨人はOBで横手投げの名投手だった大友工(おおとも・たくみ)氏が12日午前5時28分に、急性白血病のため都内の病院で死去したと発表した。88歳だった。通夜、告別式は近親者のみで行い、喪主は次男の泉(いずみ)氏が務める。

 大友さんは兵庫県出石町(現豊岡市)出身。大阪逓信講習所を卒業後、神戸中央電信局員、自営業などを経て軟式野球出身ながら49年に巨人入りした。サイドスローからの速球とスライダーを武器に53年は27勝で最多勝、最優秀防御率など活躍して最優秀選手(MVP)に輝き、沢村賞も獲得。同年オフの日米野球ではニューヨーク・ジャイアンツ戦で、日本人投手では初めてメジャーチーム相手に完投勝利も挙げた。55年には30勝をマークし2度目の最多勝。52年7月26日の松竹戦では無安打無得点もマークするなど、通算294試合で130勝57敗、防御率2・11の成績を残した。

 

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