収穫の１０Ｋ！ダル　９敗目も「前に進んでいる」

＜レンジャーズ・ブルージェイズ＞７回を投げ終え、ベンチに戻るレンジャーズ・ダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ２―３ブルージェイズ　

（8月17日 トロント）
　レンジャーズのダルビッシュが収穫の１敗を強調した。ブルージェイズ戦に先発し、７回３安打３失点で９敗目（１２勝）を喫したが、「真っすぐでも変化球でも取れた」と１０奪三振。今季７度目の２桁奪三振は両リーグ単独トップとなった。

　「だいぶ自信を持って投げられた。２ボールになっても慌てることなく。少しずつだが前に進んでいると思う」

　初回１死から四球を与え、過去の対戦で５打数４安打の主砲エンカーナシオンに左越え２ランを浴びた。だが、ここから立ち直った。課題の制球は今季最少タイの２四死球で「投球フォーム（の修正）でだいぶ低めに集まったと思う」。前回１２日のタイガース戦から体をくの字に曲げたセットポジションで、スムーズな体重移動ができるようになった。２試合連続クオリティー・スタート（６回以上自責３以下）と数字にも表れている。

　前日が誕生日で、２６歳初登板を白星で飾ることはできなかったが、シーズン終盤に向け、ダルビッシュに確かな自信が芽生えてきている。