部員逮捕の作新学院 高校野球ファンから厳しい声も

[ 2012年8月19日 16:22 ]

<仙台育英―作新学院>準々決勝進出を決め、応援席に向かう作新学院ナイン

第94回全国高校野球選手権大会3回戦 作新学院3―2仙台育英

(8月19日 甲子園)
 大会期間中に部員が強盗容疑などで逮捕される異例の事態となった作新学院。準備していたパブリックビューイングは取りやめたが、甲子園球場には予定通り生徒や保護者ら約250人の応援団が集まり、声援を送った。

 アルプス席で応援した1年生部員(16)は黄色いメガホンを強く握り締め「(部内で)話し合ったりすることも必要。でも今はとにかく3年生のことだけを考えて、少しでも力になりたい」と声をからした。校歌を歌い終えて笑顔で駆け寄ったナインを、甲子園のアルプス席は大歓声で迎え入れた。

 一方で、バックネット裏から試合を見つめるファンの中には「チームが悪いわけではないかもしれないけど、残念なことは間違いない。部員全員が真面目にやってきたところは『何で』と思うだろう」と厳しい口調で話す元高校球児の男性(24)もいた。

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2012年8月19日のニュース