明徳義塾10年ぶり8強!1年生・岸が無安打救援

[ 2012年8月19日 06:00 ]

<明徳義塾・新潟明訓>好救援を見せた明徳義塾の1年生・岸

第94回全国高校野球選手権大会3回戦  明徳義塾4―0新潟明訓

(8月18日 甲子園)
 明徳義塾の肝っ玉1年生が無安打リリーフをやってのけた。岸は4回1死一、二塁で右翼からマウンドへ。そのピンチをしのぐと、5回以降は二塁すら踏ませなかった。

 「緊張せずに投げられた。自分の投球ができれば絶対に抑えられると思っていた」。7回に雷雨による中断。2時間18分と試合時間より長い中断にも投球練習や打者の対策を練りながら試合再開に備え「中断しても集中力は切れなかった」と全く隙を見せなかった。

 甲子園初登板どころか、高知大会の登板機会もなし。岸の活躍で優勝した02年以来の8強入りした馬淵史郎監督は「並の1年生じゃない」と絶賛した。岸は明徳義塾史上初という「1年生4番」も任されたが、ノーヒット。ベンチ入りメンバーでただ一人の1年生は「今度は打撃でもチームに貢献したい」と誓った。

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2012年8月19日のニュース