天理8年ぶり8強!エース中谷 強打の浦和学院相手に2失点完投

[ 2012年8月19日 15:02 ]

<天理―浦和学院>先発した天理・中谷

第94回全国高校野球選手権大会3回戦 天理6―2浦和学院

(8月19日 甲子園)
 第94回全国高校野球選手権大会第11日は19日、甲子園球場で3回戦を行い、第3試合は天理(奈良)が序盤につかんだ試合の流れを放さず、浦和学院(埼玉)に6―2で快勝。夏の大会では8年ぶりにベスト8に進出した。準々決勝では、春夏連覇を目指す強豪・大阪桐蔭と対戦する。

 天理は、初回、二死満塁から相手投手の暴投で先制。さらに2、3回と得点を重ね、序盤から試合の流れを引き寄せる。5回には無死一、三塁で盗塁を阻止しようとした相手捕手の悪送球の間に1点追加、さらに船曳の中前適時打で6点目を挙げた。

 1、2回戦合わせて四死球1と抜群の制球力を誇る先発中谷は、この日も好調。外角を突く丁寧な組立てで強打の浦和学院打線に的を絞らせず、本塁打を含む7安打2失点で完投。5回以降は無失点に抑えた。

 浦和学院はこれまで2試合を投げ切ってきたエース佐藤を温存。2年生の山口が先発したが、これが誤算だった。立ち上がりから制球が定まらず2回までに2安打4四死球3失点と乱調。替わった1年生の小島も天理打線につかまり、失点を重ねた。佐藤は6回から登板し、安定した投球で味方の反撃を待ったが万事休す。26年ぶりのベスト8進出はならなかった。

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2012年8月19日のニュース