高木監督、ぼやき節…中日、ヒヤヒヤ４連勝で貯金２０

＜中・Ｄｅ＞７回１失点で５勝目を挙げた中日先発の岩田

セ・リーグ 中日４－３ＤｅＮＡ

（8月18日 ナゴヤＤ）
　中日は４―１で迎えた９回に１点差に詰め寄られながらも、何とか逃げ切り４連勝。試合後の高木監督はかすかに震える声で「ヒヤヒヤしました？私はしなかった。うそだけど」と心中を語った。

　先発の岩田が７回１失点と好投。８回はこの日、１軍に復帰した岩瀬がマウンドに上がり、９回は岩瀬不在の間に抑えを務めてきた山井が登板した。だが、１死から４連続長短打で２失点。最後は二ゴロ併殺でようやく試合が終わった。岩瀬を最後に使う選択肢もあったが、指揮官は「ＤｅＮＡの打線は強力だから。クリーンアップを避けたところでまず投げてもらうということ」と説明した。

　抑えに不安を残したが、貯金はリーグ連覇した１０、１１年にもなかった２０の大台に乗った。「これまでも言うとるように、２０もしたという気持ちになれんことが悔しいけどね」とぼやき節の高木監督。今は巨人に離されずについていくしかない。

　▼中日・岩田（７回５安打１失点で６試合ぶりの５勝目）稲葉さん（２軍投手コーチ）が亡くなられた１１日に勝てなかったので、申し訳ない気持ちが凄くあった。今年結果が出せているのは稲葉さんのおかげ。

　▼中日・岩瀬（８回先頭からの登板は、調整登板を除けば０４年以来８年ぶりで３者凡退）与えられたところでやっていくしかない。