マドンナ・ジャパン 豪州に逆転勝ち!W杯3連覇王手

[ 2012年8月19日 09:05 ]

オーストラリアに逆転勝ちし、決勝進出を決め喜ぶ日本代表(日本女子野球協会提供・共同)

 第5回IBAF女子野球W杯準決勝が18日、カナダのエドモントンで行われ、日本代表「マドンナ・ジャパン」はオーストラリアに5―1で逆転勝ちし、3連覇が懸かる19日の決勝に進出した。

 オーストラリアに先制された日本だったが、落ち着いて準決勝戦を戦い抜いた。3回に1点を先取されると、その裏の攻撃で即座に反撃。先頭出口が一塁後方へのポテンヒットで出塁すると、続く志村の投前送りバントが一塁への悪送球を誘い、出口が一気に同点ホームを踏んだ。なおも1番中野の中前適時打、3番三浦の中越え適時二塁打でこの回3点を奪った。

 5回にも1死満塁から5番川端の左前適時打、6番金の押し出し四球で2点を追加。投げては、先発磯崎がオーストラリア打線を1点に抑える好投で3大会連続の決勝戦へと導いた。

 ▼川端友紀(京都)の話 4番の西さんが敬遠されて私と勝負というケースが多くて、今まではそういうケースを経験したことがなかったので、すごく悔しい思いが強くて。なかなか今まで敬遠されて打つことができなかったので。今日は満塁だったし、1、3塁からの敬遠は屈辱というか、悔しかったんで。絶対一本出さなきゃと、バットも短く持って左投手でカーブも切れてたんで、粘って食らいつく気持ちで打席に入りました。もう必死だったんで、カーブはファウルにして真っ直ぐだけと考えてました。今日も負けられないというゲームで負けたら終わりというプレッシャーがすごくのしかかってきて、みんなも緊張してたと思いますけど、みんなが仕事が出来て、みんなで野球ができたんで明日も同じことをするだけ。明日もつないで、一人で突っ走らないように、最後はみんなで笑って勝ちたいと思います。

 ▼三浦伊織(京都)の話 良かったです。今日は2安打ですか。最後に打てなかったのが悔しいです。ただ、今日は1点先制された時はかなり緊張しました。ちょっとまずいなと思いました。その点を取られた後に、コーチには大きいのを狙わなくていいから、センター返しをみんなでやっていこうということになっていたので。センター返しを狙っていったら、ちょうど頭を越えていきました。どんな結果でもランナーを進めようとは考えています。決勝はカナダ、アメリカ、どっちが来ても怖いですね。先取点ですね。そのためにも私が打たないと。ランナーが溜まれば私が返します。友紀さんと私は調子が良いので、打つ自信はあります。

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