過去の大会期間中の不祥事 ベンチ入り選手の喫煙が発覚したことも

[ 2012年8月19日 08:13 ]

報道陣の取材に応じる作新学院高野球部の岩嶋敬一部長
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 甲子園で開催中の第94回全国高校野球選手権大会に出場している栃木代表・作新学院の2年生の野球部員が、17日に強盗容疑などで宇都宮中央署に逮捕されていたことが18日に判明。同校の長谷川校長は19日の3回戦・仙台育英(宮城)戦に出場する意向を示し、日本高野連の大会本部も3回戦以降の出場を認めると発表した。

 逮捕された2年生は甲子園の登録メンバーではなかった。

 過去の夏の大会期間中の不祥事としては、1986年の享栄(愛知)がある。同校は1回戦を勝った後、ベンチ入り2選手を含む複数部員の喫煙が発覚。当該のベンチ入り2選手と責任教師の野球部長の登録を抹消し、2回戦はベンチ入り13人(当時のベンチ入りは15人まで)で戦って東海大甲府に勝ち、3回戦で高知商に敗れた。

 また、大会直前では、05年夏に明徳義塾(高知)が部員の暴力行為などについて日本高野連への報告義務を怠り、大会2日前に出場辞退。夏の大会で代表校の辞退は初で、代わりに出場した高知大会準優勝の高知は初戦(2回戦)で敗れた。08年夏には桐生一(群馬)の部員が大会2日前に強制わいせつ容疑で逮捕。部員はベンチ入り選手ではなく、野球部長が引責辞任してチームは出場し1回戦で金沢に敗れた。

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2012年8月19日のニュース