木佐貫 完投で3月ぶりの勝利!オリックス後半戦快勝発進

[ 2012年7月25日 20:26 ]

お立ち台で笑顔を見せる完投勝利のオリックス・木佐貫(右)と勝ち越しソロの竹原

パ・リーグ オリックス5-1楽天

(7月25日 京セラD)
 オリックスの木佐貫が後半戦初戦の楽天戦で7安打完投勝利を挙げ、4月15月の西武戦以来3カ月ぶりの3勝目を上げ、自身の連敗を6で止めた。

 6月に左太腿裏肉離れで戦線離脱。7月に復帰してからは3試合中継ぎで登板していただけに、「1イニングでも長く投げようと思った」と語った。初回1死一塁で銀次を二ゴロ併殺に仕留めると、2、4回のピンチも併殺で切り抜けた。3カ月ぶりの勝利に「大分勝っていないですね」と答えたが、「きょうはカウントを悪くしないで、どんどん攻めていけた」と満足そうだ。

 これで、プロ入り通算50勝。「そうですか。100勝している同期(オリオールズの和田が107勝)もいるので、少しでも追いつけるように頑張りたい」と苦笑した。

 この日、5回に勝ち越し2号2ランを放った竹原とは、オールスター期間中に小松も交えて食事会をしたと言う。「頑張ろうよ、と言ったら竹原君が打ってくれた」とうれしそう。竹原も「キサがいいピッチングをしていたので、何とかチャンスを作ろうと思った。自分でもびっくるするくらい、いいバッティングができた」 と手応え十分の一発に気持ちよさそうだった。

 最下位からの巻き返しを狙う後半戦。その初戦でチームを快勝に導いた右腕に、岡田監督も「連戦の頭で完投は大きいよ」と目を細めた。

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