東洋大・林崎、社会人内定も夢への一発!

[ 2010年9月25日 06:00 ]

2回、林崎は左越えに勝ち越しソロを放つ

 【東洋大6―3国学院大】東都大学野球第3週最終日は24日、神宮球場で3回戦1試合が行われ、東洋大が林崎遼内野手(4年)の左越えソロなど16安打の猛攻で国学院大を6―3で下し、勝ち点を奪った。この結果、東洋大と中大がともに勝ち点2で並んで、頭ひとつ抜け出した。

 夢をつなぐ希望の一打となるかもしれない。東洋大・林崎が2回の左越えソロを含む3安打。持ち味である思い切りのいい打撃を取り戻した。
 「監督からも思い切っていけ、と言われていたので。きのう打ち込んだ成果が出ました」
 今夏は世界大学野球選手権の日本代表に選ばれたが、右ひじ痛で代表辞退。その後も打撃の調子は上がらなかった。昨秋は4番も務めた男が、22日の2回戦では9番に落とされた。しかし雨天順延となった23日の練習で打ち込み、バラバラだった上半身と下半身のタイミングが一致した。東洋大姫路3年の06年夏の甲子園では駒大苫小牧の田中(楽天)から本塁打も放っている。社会人に内定しているが「次も打ったらプロ志望届を出してもいいかな」と高橋監督。次週、青学大戦の結果次第では、あこがれのプロへの扉が開く。

 ◆林崎 遼(はやしざき・りょう)1988年(昭63)6月12日、兵庫県生まれの22歳。東洋大姫路3年夏の甲子園では準々決勝で駒大苫小牧に敗れた。東洋大では09年春と10年春にベストナインを獲得。リーグ戦通算8本塁打。1メートル74、80キロ、右投げ右打ち。

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2010年9月25日のニュース