ついに力尽きた金子千…オリ CSへ痛過ぎる1敗

[ 2010年9月25日 19:23 ]

 【オリックス2―6ロッテ】もう1球のストライクや一つのアウトを奪うので精いっぱいだった。今季30度目の登板。CS進出へのかすかな望みと、同時に球団タイ記録の14連勝を懸けたマウンドだったが、金子千はついに力尽きた。6失点KOで3カ月ぶりの黒星。「大事な時期、大事な試合で情けない投球をしてしまい、申し訳ないです」

 球は走らず、制球は定まらない。異変は一回から表れた。1死から浮いた変化球を安打されると、3、4番にはボールが3球続いた。つかまったのは四回。シュートもカーブも直球も打たれて4点を失った。この回までに78球。明らかに右腕のペースではなかった。

 低迷する先発陣を1人で救ってきた。小林投手コーチは「中4日でいったり、負担を掛けた。責められない」という。ファンもそれを知っている。六回途中に降板するエースに、スタンドから拍手が起きた。

続きを表示

2010年9月25日のニュース