苦しんだ79勝目も…落合監督「勝てばいい」

[ 2010年9月25日 19:51 ]

9回途中からマウンドに上がり、セーブを挙げた岩瀬(右)を迎える中日・落合監督

 【中日9-7横浜】四回表を終えて7―1。中日の快勝ムードだった。しかし、ここから先発の山本昌が崩れた。勝利投手の権利を目前にした五回途中で降板。九回にも横浜の反撃に遭い、最後は岩瀬が締めて何とか逃げ切った。落合監督は「何はともあれ、勝てばいい。内容は問わない」と語った。

 山本昌は「ランナー出してホームラン。どうしようもないですね…」と反省したが、2番手のネルソンは1回2/3をピシャリ、3番手の高橋も1回をきっちり抑えた。浅尾も八回は万全だったが、続投した九回に2点を奪われた。

 「情けない」と浅尾は肩を落としたが、岩瀬が締めくくるのはいつものパターン。2年連続セーブ王を確定させた抑えは「ここまで来たら勝てればいい。タイトルのことは終わってから」とコメントした。

 打線も13残塁ではあったが、なりふり構わぬ攻撃で9点を奪った。右手を痛めながら強行出場したブランコが2本塁打と奮闘。「練習では痛みでできなかった自分のスイングができた」と胸を張った。

 残りはあと2試合。苦しんで挙げた79勝目は、優勝を争うチームに重圧をかける大きな1勝となった。

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2010年9月25日のニュース