6回4失点で9敗目…それでも岩隈の評価変わらず

[ 2010年9月25日 06:00 ]

6回2死満塁、岩隈は田中の打球を捕れず…

 【楽天2-4日本ハム】口ぶりだけは普段通りの淡々としていた。楽天・岩隈はベンチで敗戦を見届けると、足早にクラブハウスに引き揚げた。

 「ストレートを引っかけたり、バランスが良くなかった。修正しようとしたけど、なかなか修正できなかった」
 6回7安打4失点で9敗目。武器である低めへの制球が乱れた。同点の6回、先頭の糸井から2連続死球。2死満塁から田中に浴びた勝ち越しの中前打で9敗目が決まった。それでも今オフ、ポスティングでのメジャー移籍が決定的な右腕。この日の内容はいまひとつだったが、スタンドで見守ったレイズ・内堀国際スカウトは「20億とまではいかないでしょうが、それなりの競争になるでしょう」とメジャー側の変わらぬ評価を口にした。
 115球での降板となったが、球団ではシーズン最終戦となる29日の西武戦(Kスタ宮城)での「お別れ登板」プランも検討しており、佐藤投手コーチも「本人に任せている」と説明した。2年ぶりに投球回は200イニングを突破。「1年間ローテーションを守れたのは良かった」と振り返った岩隈。球団創設から楽天を支えたエースは29日、国内ラスト登板となる可能性が高い。

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2010年9月25日のニュース