巨人“ドラ1コンビ”1軍サバイバルバトル!

[ 2010年6月17日 06:00 ]

1軍生き残りをかけて争う巨人・長野(左)と大田

 巨人の長野久義外野手(25)、大田泰示内野手(20)のドラ1コンビが、18日からの中日3連戦(東京ドーム)で1軍生き残りをかけて争う。出場選手登録抹消中の先発ローテーション投手、ゴンザレスが再昇格すれば、野手17人の中から1人が2軍降格となるのは必至。当落線上にいる長野、大田がバットで存在感をアピールする。

 川崎市のジャイアンツ球場で行われた全体練習。炎天下のグラウンドで、新旧ドラフト1位の2人に目を光らせた伊原ヘッドコーチは「(入れ替えは)当然野手になるでしょう。誰になるかは分かりません」とした。母国のプエルトリコへ一時帰国していたゴンザレスは、22日からのヤクルト3連戦(神宮)で復帰が濃厚。その場合、入れ替えは17人の野手の中から行われる。長野と大田がその当落線上にいる。
 長野は12日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で守備の際、左手の指を痛めて途中交代。別メニュー調整を続けていたが、17日から再開した。開幕当初は好調だったバットも、パ・リーグを代表する投手との対戦が続いた交流戦は打率・159と調子を落とし、6月4日を最後に安打もなく、先発メンバーを外れる試合も増えている。「手は大丈夫。交流戦期間中は散々だった。ここから巻き返します」と意気込んだが、伊原ヘッドコーチは「今のままだと1軍も危うい。(2軍調整中の)松本も追い上げているから」とさらなる奮起を促した。
 一方の大田はイースタン・リーグでの好調さが認められて1軍に昇格。12日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で8番・一塁でプロ初スタメンを果たすと、翌13日も2戦連続で先発で起用されたが2戦で計6打数無安打とプロ初安打はならず。原監督から体重移動の大きい打撃フォームを指摘され、軸回転を意識したフォーム改造に取り組んでいる。17日も全体練習後に篠塚、村田両打撃コーチと江藤育成コーチから指導を受け「分かっていることなのでやるだけです」と話した。
 チームは3連敗中。2人が生き残るためには結果を残すしかない。猶予は3試合。目の前の1打席に集中してがむしゃらにしがみつく。

続きを表示

2010年6月17日のニュース